八代市議会 > 1998-06-19 >
旧八代市 平成10年 6月定例会−06月19日-06号

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  1. 八代市議会 1998-06-19
    旧八代市 平成10年 6月定例会−06月19日-06号


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    旧八代市 平成10年 6月定例会−06月19日-06号旧八代市 平成10年 6月定例会             ─────────────────────────                      主 要 目 次          1.市長提出案件17件、陳情2件、計19件・委員長報告………6          1.議員提出発議案1件…………………………………………………16          1.議員提出発議案1件…………………………………………………18          1.議員追加提出発議案1件……………………………………………19          1.市長提出事件案件1件………………………………………………21          1.市長提出人事案件1件………………………………………………24          1.閉会中継続審・調査申し出の件……………………………………24             ─────────────────────────              平成10年6月八代市議会定例会会議録(第6号) ・平成10年6月19日(金曜日)             ───────────────────────── ・議事日程(第6号)                          平成10年6月19日(金曜日)午後2時開議  議長の諸報告  第 1 議第50号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第2号(委員長報告)  第 2 議第51号・平成10年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第1号(委員長報告
     第 3 議第52号・平成10年度八代市老人保健医療特別会計補正予算・第1号(委員長報告)  第 4 議第53号・平成10年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第1号(委員長報告)  第 5 議第54号・平成10年度八代市公共用地先行取得事業特別会計補正予算・第1号(委員長報告)  第 6 議第55号・平成10年度八代市水道事業会計補正予算・第1号(委員長報告)  第 7 議第56号・都市公園区域の変更について(委員長報告)  第 8 議第57号・職員の育児休業等に関する条例の一部改正について(委員長報告)  第 9 議第58号・八代市職員退職年金等支給条例の一部を改正する条例等の一部改正について(委員長報告)  第10 議第59号・八代市職員の退職年金等の年額の改定に関する条例の制定について(委員長報告)  第11 議第60号・八代市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について(委員長報告)  第12 議第61号・八代市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について(委員長報告)  第13 議第62号・八代市立学校体育施設等の使用に関する条例の一部改正について(委員長報告)  第14 議第63号・八代市社会教育委員設置条例及び八代市公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について(委員長報告)  第15 議第64号・八代市婦人相談員設置条例の一部改正について(委員長報告)  第16 議第65号・八代市特別会計条例の一部改正について(委員長報告)  第17 議第66号・八代市二見舟津簡易水道事業の設置及び管理に関する条例の廃止について(委員長報告)  第18 陳情第1号・学校事務職員及び学校栄養職員義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書の提出方について(委員長報告)  第19 平成9年陳情第17号・定住外国人の障害者並びに高齢者に対する救済措置方等について・第1項、第2項、第3項(委員長報告)  第20 発議案第6号・八代市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例案  第21 発議案第7号・八代営林署の存続を求める意見書案  第22 議第67号・契約の締結について  第23 議第68号・固定資産評価員の選任につき同意を求めることについて  第24 会議録署名議員の指名             ───────────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19  1.日程第20  1.日程第21  1.日程第22  1.日程第23  1.閉会中継続審査の件(請願第4号・国民本位の公共事業建設行政の民主化を求める意見書の提出方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(陳情第2号・萩原町地内市有地避難場所等としての確保方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成9年陳情第20号・高下西町地内封鎖市道の回復方について・建設環境委員会)  1.閉会中継続調査の件(都市計画及び建設工事に関する諸問題の調査・建設環境委員会)  1.閉会中継続調査の件(生活環境に関する諸問題の調査・建設環境委員会)  1.閉会中継続調査の件(敷川内・昭和地区等廃棄物不法投棄に関する諸問題の調査・建設環境委員会)  1.閉会中継続審査の件(請願第2号・労働行政の充実を求める意見書の提出方について・経済企業委員会)  1.閉会中継続審査の件(請願第3号・全国一律最低賃金制度の確立等を求める意見書の提出方について・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(農林水産業の振興に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(商・工業の振興及び環境整備に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(観光レクリェーション施設の整備に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(病院及び上水道事業に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続調査の件(食肉センターの運営・管理に関する諸問題の調査・経済企業委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成9年陳情第25号・松高校区における体育館並びにグラウンドの新設方について・文教福祉委員会)  1.閉会中継続調査の件(教育施設の整備、管理に関する諸問題の調査・文教福祉委員会)  1.閉会中継続調査の件(保健・福祉施設の整備、管理に関する諸問題の調査・文教福祉委員会)  1.閉会中継続調査の件(文化財の保護・活用に関する諸問題の調査・文教福祉委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成9年陳情第15号・公的年金制度改革のための意見書提出方について・総務委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成9年陳情第17号・定住外国人の障害者並びに高齢者に対する救済措置方等について・第4項・総務委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成9年陳情第22号・永住外国人地方参政権確立を求める意見書の提出方について・総務委員会)  1.閉会中継続審査の件(平成9年陳情第24号・定住外国人に対する地方参政権付与の反対方について・総務委員会)  1.閉会中継続調査の件(行財政の運営に関する諸問題の調査・総務委員会)  1.閉会中継続調査の件(総合計画に関する諸問題の調査・総務委員会)  1.閉会中継続調査の件(新幹線建設計画に関する諸問題の調査・新幹線問題特別委員会)  1.閉会中継続調査の件(政治倫理に関する諸問題の調査・政治倫理特別委員会)  1.閉会中継続調査の件(議会運営に関する事項・議会運営委員会)  1.日程第24             ───────────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名 (1)出席議員(30人)      1 番 福 田 富 雄 君       2 番 上 野 茂 満 君      3 番 寺 田 親 晴 君       4 番 中 村 博 生 君      5 番 栗 原 伸 安 君       6 番 今 田 智 徳 君      7 番 田 中   安 君       8 番 藤 井 次 男 君      9 番 田 中 靖 二 君      10 番 宮 本 安 信 君     11 番 橋 本 徳 雄 君      12 番 白 石 哲 哉 君     13 番 中 村 和 美 君      14 番 谷 口 一 男 君     15 番 沢 田 行 雄 君      16 番 松 永 久 彦 君     18 番 山 田 栄 一 君      19 番 泉   正 治 君     21 番 梅 田 玲 子 君      22 番 渡 辺 俊 雄 君     23 番 山 本 幸 廣 君      24 番 小 薗 純 一 君     25 番 小 田 信 子 君      26 番 氏 家 正 則 君     27 番 友 田 昭 一 君      28 番 井 山 九洲男 君     29 番 桶 本 真一郎 君      30 番 副 島 郁 朗 君     31 番 浦 川 博 邦 君      32 番 前 田 秀 康 君 (2)欠席議員(なし)             ───────────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名  (1)長                 (2)収入役   市長        沖田嘉典君       収入役        上村正勝君    助役        井村郁雄君     (3)教育委員会    企画財政部長   林田源正君       委員長        小嶋嘉郎君     副理事兼秘書広報課長           教育長        水本正和君
                山中健二君     財政課長    江崎眞通君        教育部長      福嶋秀利君    助役付理事行政管理部長           庶務課長      濱田義雄君             永江明久君    市民部長     本田精吾君     (4)農業委員会    環境部長     金丸純久君       会長         満田繁光君    健康福祉部長福祉事務所長             田中 忠君     (5)選挙管理委員会    産業振興部長   水谷謙一郎君      委員長        上田義光君    建設部長     池上源太郎君    (6)監査委員                         委員         吉村憲之君             ───────────────────────── ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名   事務局長      保田光義君        次長        松山俊哉君   庶務係長      國岡雄幸君        議事調査係長    土谷 武君   主任        永原博英君        主任        嶋田和博君   主事        柿本光明君        主事        津川恵美子君             ─────────────────────────                   (午後2時03分 開議) ○議長(福田富雄君) これより本日の会議を開きます。             ───────────────────────── △議長の諸報告 ○議長(福田富雄君) 諸般の報告をいたします。  本日、市長から議案2件が送付され、受理いたしました。  次に、6月8日に発議案第6号、本日、発議案第7号が提出され、受理いたしました。  その余の報告は、朗読を省略いたします。             ───────────────────────── △日程第1〜19 ○議長(福田富雄君) 日程第1から日程第19まで、すなわち議第50号から同第66号までの議案17件、並びに陳情第1号、平成9年陳情第17号の陳情2件を一括議題とし、これより各委員長の報告を求めます。  建設環境委員会委員長浦川博邦君。               (建設環境委員会委員長浦川博邦君 登壇) ◎浦川博邦君 建設環境委員会に付託されました予算案3件、事件1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、議案につきましては、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  まず、議第50号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第2号、当委員会関係分でございますが、第7款・土木費、第5項・都市計画費に関連し、委員から、八千把地区土地区画整理事業を市施行で行うことの必要性及び減歩に対する執行部の考え方について質疑があり、執行部から、組合施行の方が望ましいと考えているものの、区画整理にかかわる最近の事情としては国の財政状況も厳しい中、国の事業採択の面から組合施行は優先順位が低く位置づけられており、公共性が高くないと事業が採択されにくい状況である。本市は、流通拠点都市を目指しており、新八代駅周辺整備等の計画もあり、本市が今一番必要としている仕事を確保し、それにアクセスする住居を確保する観点から、公共性が高く、市施行で取り組みたい旨、国に対してその採択方を要望したものであるとの答弁があっております。また、減歩に対する考え方として、当初の計画では、減歩率が約40%と非常に大きくなるため、減歩率を小さくする手段として、市民球場を公園に取り込み、減歩率の縮小を図った結果、最終的には以前に区画整理を行った田中町などの隣接する区画整理事業との兼ね合いもあり、同地区並みの、おおむね29%程度と考えているとの答弁がありました。  委員から、今後、松高地区に150ヘクタール、新幹線駅周辺に150から200ヘクタールの区画整理を行いたいとの意向もあるようだが、膨大な財源が必要となるので、財政状況を十分に考慮した町づくりを願いたい旨の要望意見がありました。  次に、第6項・住宅費に関連して、委員から、植柳上町第1団地の現在の利用状況及び建てかえ計画策定の内容について質疑があり、執行部から、第1種住宅が50戸、第2種が16戸、第3種が2戸の、合わせて当初68戸の市営住宅が建設されているが、現在は第1種住宅に24戸、第2種に6戸、第3種に1戸の31世帯が入居しており、用途廃止及び政策空き家が、第1種住宅で26戸、第2種で10戸、第3種で1戸の、合わせて37戸となっている状況である。なお、現在の入居者は、家族構成や年齢層が異なっており、高齢者や若い人も入居しているので、入居者のニーズや考え方を調査し、今後の計画策定に反映できるものがあれば検討していきたい。また、植柳幼稚園建設については、国の所管が文部省であり、市営住宅の所管の建設省と異なるが、大まかな構想策定の段階では教育委員会と建設部とで協議し、取りまとめていきたいとの答弁を受けて、委員から、管轄の違いで難しい点もあると思うが、縦割り行政を乗り越えて、複合施設建設に向けた柔軟な発想による計画策定を願うとの要望意見がありました。  次に、議第53号・平成10年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第1号についてでございますが、委員から、公共下水道事業における一般会計からの繰入金と未整備地域に対する執行部の考え方について質疑があり、執行部から、平成9年度までの一般会計からの繰入金は約135億円であり、平成9年度から10年度にかけて基本計画を見直しており、下水道事業は都市基盤の最も基本的な都市施設と認識しているので、下水道事業の認可区域と認可区域外の地域とのバランスを考えて、投資的経費を有効に活用していきたいとの答弁がありました。  以上のほか、東部山麓開発事業における霊符神社及び古麓周辺整備等総合的開発会地公園整備事業の概要及び水路の利用方法、川の交流広場におけるアクセス道路の整備、南部幹線事業における平成10年度事業の内容及び市の施行担当区域港湾管理費における港湾振興協議会に対する負担金の補正予算計上の理由、港湾補助金の前年度並みの予算の確保方、普通港湾建設時の国、県、市の負担割合前川橋補修費累計総額及び耐用年数等々について質疑、意見、要望があっております。  以上、予算案2件については、議第54号・平成10年度八代市公共用地先行取得事業特別会計補正予算・第1号、議第56号・都市公園区域の変更についてとともに慎重に審査いたしました結果、原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 経済企業委員会委員長白石哲哉君。               (経済企業委員会委員長白石哲哉君 登壇) ◎白石哲哉君 経済企業委員会に付託されました予算案2件、条例案2件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  まず、議第50号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第2号、当委員会関係分でありますが、第5款・農林水産業費・農業費・農業振興費中、畳表消費拡大事業補助金に関連して、委員から、畳表がえの確認方法について質疑があり、執行部から、補助対象となる畳表は八代産のものとし、八代市農協、太田郷農協取扱分の畳表を使うことを条件としており、張りかえ終了後、農政課で確認作業を行うものであるとの答弁がありました。  次に、イグサ・畳表下落対策資金利子補給事業に関連して、委員から、本事業の利子補給制度と第6款・商工費における中小企業資金融資制度保証料補給事業との違いについての質疑があり、執行部から、商工費中の保証料補給は、主に施設の整備等投資に要する経費であり、継続性を考慮したものであるのに対し、イグサ対策は、1.今回の価格下落に伴う緊急融資の性格を有すること。2.生活費も含めたつなぎ資金であること。3.限度額を300万とし、今年度限りの緊急対策資金であることから、補助率の差違が生じているものであるとの答弁がありました。  さらに、関連して委員から、本制度に関する農協の貸付要件の緩和について質疑があり、執行部から、要件の緩和については、農協に打診したものの要綱改正には至っておらず、再度農協に要件緩和を要望していきたい。あわせて、本年6月30日までの受付期限延長も要望していきたいとの答弁がありました。  次に、農業費・農地費中、排水路改修融資事業に関連して、委員から、予算編成に対する執行部の考え方についての質疑があり、執行部から、本事業は毎年各校区からの要望が多く、校区間のバランスをとりながら市内一円を改修することは、現在の予算では非常に難しい面がある。平成10年度の予算として、融資事業では昭和地区ほか17ヵ所、単独事業では28ヵ所を計画している。また、緊急的なものと判断できるものに対し、年間修繕工事として20カ所、原材料支給として1300万円、80カ所程度を予定している。なお、平成9年度市単独事業費は1億9298万円で、本年度は今回の補正予算を加えると2億1900万円となり、これでも十分とは言えないものの、緊縮予算の中で前年比約2600万円の上積みとなっているとの答弁がありました。  以上のほか、勤労福祉会館駐車場等の設備充実、イグサ生産についての中国との生産調整の必要性、商店街の活性化への積極的な取り組み、新たな雇用促進事業の推進等々についての質疑、要望、意見があっております。  次に、議第55号・平成10年度八代市水道事業会計補正予算・第1号についてでありますが、建設改良費中、八代配水池の老朽化及び容量不足に伴う改良工事実施設計業務委託に関連して、委員から、容量の現状及び事業計画について質疑があり、執行部から、本市の配水池有効容量は、八代配水池1440トン、龍峯配水池500トン、高島配水池1000トンの計約3000トンであり、厚生省が定めた基準に対し5000トン余りの不足が生じるため、配水池の全面改修を行うものである。また、事業費総額は約3億円を予定しており、平成11年度に着工し、平成12年度完了の見込みであるとの答弁がありました。  以上の予算案2件については、議第65号・八代市特別会計条例の一部改正について、議第66号・八代市二見舟津簡易水道事業の設置及び管理に関する条例の廃止についてとともに、全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 文教福祉委員会委員長田中靖二君。               (文教福祉委員会委員長田中靖二君 登壇) ◎田中靖二君 文教福祉委員会に付託されました予算案1件、条例案3件、陳情2件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告を申し上げます。  なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  まず、議第50号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第2号、当委員会関係分でありますが、教育費・小学校費学校建設費中、昭和小学校改築事業に関連し、委員から、危険校舎改築の認定方法と今後の改築計画について質疑があり、執行部から、耐用年数と専門家による校舎の耐力度調査危険度判定等を勘案し、改築の検討を行うもので、今後は八中や弥次分校などを事業計画にのせていく必要があるとの答弁がありました。  さらに委員から、昭和小学校改築の着工時期と年度内の進捗見込みについて質疑があり、執行部から、本予算案の議決後、国の内示を待って入札を行い、仮契約後、議会承認を受け、本契約して着工するものである。本体工事を行うためのスペース確保として、既存校舎の一部解体などの附帯工事については、夏休み中に実施完了することとし、年度内の進捗率は40%、来年度の完成を予定しているとの答弁を受け、委員から、多額の予算を投入する事業であり、事業費に見合う施設であることを市民に周知願うとの意見がありました。  次に、教育費・社会体育費国体推進費国体実行委員会負担金に関連し、委員から、国体のリハーサル実施に伴う本市の経済波及効果と、日奈久を初めとする市内宿泊施設受け入れ態勢について質疑があり、執行部から、経済波及効果としては、事業実施に伴う効果と宿泊等に伴うものとがあり、今回の経費からすると約5億円程度の経済波及効果を見込んでいる。また、国体を契機に旅館等の接客、接遇、施設面の充実を図るため、商工観光課県観光連盟と連携をとりながら各旅館組合との協議を進めているとの答弁がありました。  以上のほか、国体開催時の日奈久温泉アピールの検討方、各学校への図書指導員の配置及び図書室へのエアコンの設置方、個人学習診断テストの有効性、郡築樋門測量図化及び日奈久防波堤図化の必要性、宮地東小学校の開放に伴う駐車場の確保と市外の居住者の将来的利用の検討方等々の質疑、意見、要望があっております。  以上、予算案1件については、議第62号・八代市立学校体育施設等の使用に関する条例の一部改正について、議第63号・八代市社会教育委員設置条例及び八代市公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について、議第64号・八代市婦人相談員設置条例の一部改正についてとともに、いずれも慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものであると決した次第であります。  次に、陳情第1号・学校事務職員及び学校栄養職員義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書の提出方については、慎重に審議いたしました結果、その趣旨を了として採択した次第であります。  また、平成9年陳情第17号・定住外国人の障害者並びに高齢者に対する救済措置方について・第1項・第2項・第3項については、慎重に審議した結果、その趣旨を了として採択し、市長に送付の上、その処理の経過及び結果の報告を求めることに決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 総務委員会委員長泉正治君。               (総務委員会委員長泉正治君 登壇) ◎泉正治君 総務委員会に付託されました予算案3件、条例案5件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  まず、議第50号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第2号でありますが、執行部から説明がありました後、市債について質疑・応答がありましたが、本会議におきましてもるる質問・答弁がなされておりますので省略させていただき、このうち、市債及び特別減税に関連して、委員から、清掃センターの起債額及び返済期間、並びに特別減税の影響及び景気低迷による税収への影響について質疑があり、執行部から、清掃センター建設は、最終処分場も含め140億円を見込んでおり、返済は3年間の据置期間も含めて15年間の償還を予定している。また、特別減税の影響額は5億4200万円程度で、平成9年度との比較では、5億4200万円の特別減税関係も考慮すると、市民税が約11%減、固定資産税が約2.9%増となり、現年度課税分で約3%減の3億8000万円減、過年度分も含めると3億7400万円減の決算見込みであるとの答弁がありました。これに対して、委員から、イグサ農家及び商店街が景気の影響を受けて経営が厳しい状況にある中で、市民生活に配慮した景気対策予算の編成について要望・意見があっております。  以上のほか、高齢者ケアサービス体制支援事業の内容、イグサ暴落に対する県事業の可能性、国体関係経費の予測、宮地東小学校教室使用料の計算方法、選挙管理委員会資材倉庫移転場所、自治総合コミュニティー助成事業補助対象となる「はやかぜ会」の構成及び事業計画、海士江市営住宅火災の規模と個人負担等々の質疑、要望、意見があっております。  次に、議第51号・平成10年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第1号でありますが、委員から、現在の医療保険カード発行枚数と検診記録入力者数、及び10月1日からの事業継続見通しについて質疑があり、執行部から、4月末現在で医療保険カード事業参加の八代市国民健康保険、社会保険庁所管の政府管掌保険、YKK健康保険組合の3保険者合計で発行枚数7万7510枚、検診情報入力者数は7986枚である。なお、10月1日からは、3保険の医療保険カードを全国で被保険者証として使用できるよう準備を進めているが、検診情報の入力は今までどおり個人の選択によることとしている。また、今後の見通しについては、全国的にカード化していくものと考えるが、国の導入に当たっては、莫大な事業費がかかり、広域化する場合どの程度まで進めるのか現段階では不明で、国からも明確なものが示されていない。なお、今回は、本市で発行するカードを全国展開するもので、市内ではICカード、市外では被保険者証として機能させ、事務処理や診療の効率化が図られていくものと考えられるとの答弁がありました。  さらに委員から、国保税滞納対策について質疑があり、執行部から、従来、保険の異動や切りかえ時期等に本人に来庁していただき、短期の被保険者証の発行により対応していたが、カード化した場合、それらの対策がとれなくなり、今後10月1日までに厚生省と検討していかなければならないと考えているとの答弁を受けて、委員から、収納率対策は健康保険事業の根本にかかる重要な問題で、本市の事業は国による医療カード化の実験であり、収納率低下によるペナルティを課されないよう、国に対して要請すること。問題が発生した場合に備えた協議体制づくりを進めてもらいたいこと。地方の時代における国の施策への貢献でもあり、全国展開に向けて、地方は地方なりに知恵を絞って対応してもらいたいとの質疑・要望・意見があっております。  以上、予算案2件については、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上のほか、議第52号・平成10年度八代市老人保健医療特別会計補正予算・第1号、議第57号・職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、議第58号・八代市職員退職年金等支給条例の一部を改正する条例等の一部改正について、議第59号・八代市職員の退職年金等の年額の改定に関する条例の制定について、議第60号・八代市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、議第61号・八代市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正については、全会一致をもって原案のとおり可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。  討論ありませんか。  橋本徳雄君。                   (橋本徳雄君 登壇) ◆橋本徳雄君 日本共産党の橋本でございます。反対討論を行います。  まず、議第50号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第2号について、これは30億円を超える大型補正であります。そのうち、歳出の半分以上の約17億円が土木費であります。この予算に計上されている各事業は、年次計画に従って進められており、必要な事業であるとは思いますが、すべてがきょう、あしたを争うほど緊急なものであるとも思えません。  今、最も緊急を要するものは、イグサ、畳表の価格暴落によって自殺者も出るほどに経営難に陥っておられるイグサ農家の救済ではないかと思います。現在のような価格暴落は、だれもかつて経験したことのない未曾有の事態であり、まさに非常事態であると思います。イグサ農家の救済は緊急を要するものであると思います。  ことしもイグサの作柄は余りよくないと聞いておりますし、急に景気がよくなって需要が拡大することも望めそうにもありませんし、今年度もまた価格が暴落したままであるとすれば、イグサ農家にとってはまさに死活問題であると同時に、八代のイ産業が崩壊の危機に見舞われるおそれがあります。八代の活性化にとっても見過ごすことのできない重大事態ではないでしょうか。このような時期における30億円を超える大型補正予算において、約800万円のイグサ対策費が計上されておるとはいえ、事態の深刻さに比べて余りにも軽微に過ぎるのではないかと思います。  本議員、一般質問でも述べましたように、この際、需要拡大のため、一般家庭の畳表張りかえ助成に2億円ぐらいの予算を計上すべきではないかと思います。このことは今後の補正に当たって十分なる配慮をお願いいたします。  以上の理由によって議第50号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第2号に反対いたします。  次に、議第51号・平成10年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第1号についてです。  一般管理費において、医療保険カード発行業務委託料5993万円が計上されております。全国でただ1カ所、八代市だけがこの医療保険カードの導入を実験され、その実験の期間が終了したことに伴って、八代市以外の全国の市町村でも保険証と同じ取り扱いを受けられるよう新しいカードを発行するための業務委託料であります。何のための医療カード導入なのか、また意図を厚生省も明確な説明をしないとお聞きいたしました。  医療保険カードの発行というのは、明確な目的も、見通しもないものであると考えまして、この実験期間が終了しました現段階でこの医療保険カードは中止すべきではないかと思います。よって、議第51号・平成10年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第1号に反対いたします。  以上で反対討論を終わります。 ○議長(福田富雄君) 梅田玲子君。                   (梅田玲子君 登壇) ◆梅田玲子君 こんにちは。無所属クラブの梅田玲子でございます。  私は、このたびの議第51号・平成10年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第1号についての反対討論を行います。  補正額1億4772万8000円中、款1・総務費の一般管理費として計上されております5993万円については、以下の理由で反対いたします。  委員長報告にもありましたように、これはこれまでの3年間に限り、八代市を全国で唯一地域限定をして行われてきております厚生省の医療保険カード委託業務を、さらに無期限にした上に10月1日より紙の保険証を廃止し、これにかわる機能を持たせて全国で使用できるようにするものです。  現在、八代市では国民健康保険4万1923枚、政府管掌社会保険3万3462枚、YKK2125枚の、計7万7510枚が発行中と伺っています。うち、検診情報や受診情報、救急情報など申し出によってIC記入している方々は7986件、10%余りです。  レセプト関係の誤記が少なくなる。事務管理が簡略化する。携帯に便利であるということでは一部効果も上がってはいるようですが、これまでの調査の範囲では、厚生省のこの業務委託に当たっての目的が自治体に明確にされているとは言いがたい。したがって、3年間実施した結果について、厚生省、八代市、双方からの総括が現段階で出し切れていない。加えて厚生省と国民の間には、この間の経緯から考えても個人情報保護についてのプログラムとセキュリティー等について信頼関係が形成されているとは言いがたく、IC記入の申し出が10%にとどまっていること。また、市町村共済や教職員共済も未加入であること。一たん発行したカードの、途中での更新の方法等が不明確であり、保険料滞納のままの受診の機会と地域が容易に拡大すること。乳児から高齢者までの携帯に伴い、この新カードが各医療機関で発行の診察券程度の感覚で取り扱われることになって、置き忘れ、紛失の増加が考えられること。家庭内での管理が難しくなること。この再発行の手続には1枚当たり1200円の経費がかかり、これは市の負担であることなど、高いリスクが予想されます。
     この件については、これまでにも多くの議員さん方によって問題点や懸念が表明されてきました。3年経過してのきちんとした総括、対応を厚生省と八代市に臨むものです。議員さん方の御理解をよろしくお願いいたします。  以上、議第51号についての反対討論といたします。 ○議長(福田富雄君) ほかにありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第50号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第2号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者 起立) ○議長(福田富雄君) 起立多数、よって本件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第51号・平成10年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第1号については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者 起立) ○議長(福田富雄君) 起立多数、よって本件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第52号・平成10年度八代市老人保健医療特別会計補正予算・第1号、  議第53号・平成10年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第1号、  議第54号・平成10年度八代市公共用地先行取得事業特別会計補正予算・第1号、及び  議第55号・平成10年度八代市水道事業会計補正予算・第1号  の4件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本4件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第56号・都市公園区域の変更については、委員長の報告どおり、可決することに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は可決することに決しました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第57号から同第61号まで、すなわち  職員の育児休業等に関する条例の一部改正について、  八代市職員退職年金等支給条例の一部を改正する条例等の一部改正について、  八代市職員の退職年金等の年額の改定に関する条例の制定について、  八代市消防団員等公務災害補償条例の一部改正について、  八代市非常勤消団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について  の5件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本5件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第62号・八代市立学校体育施設等の使用に関する条例の一部改正については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手多数、よって本件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第63号から同第66号まで、すなわち  八代市社会教育委員設置条例及び八代市公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について、  八代市婦人相談員設置条例の一部改正について、  八代市特別会計条例の一部改正について、  八代市二見舟津簡易水道事業の設置及び管理に関する条例の廃止について  の4件については、委員長の報告どおり、すなわち原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本4件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 次に、陳情の採決を行います。  陳情第1号・学校事務職員及び学校栄養職員義務教育費国庫負担制度堅持を求める意見書の提出方については、委員長の報告どおりこれを採択することに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、本件は採択することに決しました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 平成9年陳情第17号・定住外国人の障害者並びに高齢者に対する救済措置方等についての第1項、第2項、第3項は、委員長の報告どおりこれを採択し、市長あて送付の上、その処理の経過及び結果の報告を請求することといたしたいが、これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、本件は採択することに決しました。             ───────────────────────── △日程第20 ○議長(福田富雄君) 日程第20・発議案第6号・八代市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例案を議題といたします。 ○議長(福田富雄君) これより発議者の趣旨弁明を求めます。  小薗純一君。                   (小薗純一君 登壇) ◎小薗純一君 ただいま上程されました発議案第6号・八代市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例案について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。  内容につきましては、別紙議案記載のとおり、現議員定数32人を30人に改めるものでありますが、その結論に至った経緯としまして、本定例会初日に議員定数問題等特別委員会に付託されました議員定数問題等に関する諸問題の調査に関し、中間報告で申し上げましたとおり、議員定数問題等特別委員会で、議員定数問題を議題として本特別委員会設置し、自来約8ヵ月間、15回にわたり審査した中で、削減賛成・反対の両団体からの意見聴取、県内の削減実施市の状況把握、県外の削減実施市への視察・調査実施、議員定数等に関する比較対象資料等をもとに、本特別委員会で論議し、さまざまな立場より定数削減に関し、賛成意見、反対意見が多数出てまいりましたが、最終的な本特別委員会での論議の集約した意見及び結論として、定数削減した場合の影響など痛みは伴うものの、民意を重視し、議会としても率先垂範することを基本に、現在は2名欠員の状況であることも絡めて議員定数問題等特別委員会で議員定数2名削減することで意見の一致を見たのを受け、現下の経済状況下において八代市議会議員の定数を減少する必要があると考え、本条例案を提出した次第であります。  どうか、この趣旨に御賛同いただき、満場一致御決定いただきますようお願い申し上げまして、趣旨弁明といたします。 ○議長(福田富雄君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。   質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。  小田信子君。(「頑張れよ」と呼ぶ者あり)                   (小田信子君 登壇) ◆小田信子君 無所属クラブの小田信子でございます。  発議案第6号・八代市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例案に対して反対討論を行わせていただきます。  私は、戦後の民主主義教育の中で育ちました。現在では民主主義は当たり前となっていますが、日本の民主主義は、戦後、連合軍から与えられたものです。しかし、日本でも大正デモクラシーにあらわされるように、民主主義は当時の多くの国民の願いでもあり、貴重な犠牲も数多くあったと学んできました。  民主主義は、市民社会に人権と自由を保証しただけではなく、企業社会においても戦後の発展を支えた大きな原動力で、重要な役割を果たしてきたと、学問的にも分析されています。半世紀を経て民主主義が国民にどうにか定着し、市民の政治参画への機運が高まりつつあります。  憲法による地方自治の本旨である住民自治とは、できるだけ広い範囲にわたる住民の意見を民主的に反映させ、住民自身の意思と責任と負担によって地方公共団体の運営を行うというものです。議員は、この住民自治の目的である、広い範囲にわたり住民の代理としての政治参画を行うため選出されています。住民自治を行うための権利と義務を負うものと考えます。  議員の削減は、住民自治を住民みずからが否定し、ひいては女性や障害を持つ人、若い人々など、現在立候補しにくい立場の人々にとっての機会を狭めることにつながると考えます。むしろ、議員の削減が市民から求められる根底にあるもの、根強い政治不信のもと、地方議員本来のあり方と議会運営が問われていることを自覚し、真摯に受けとめることが大切と考えます。(「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)  急ぐべきことは、議会費及び市全体の予算と経費について、足元から事細かに調査、点検し、その削減に論議を深め、実施に移すことです。(「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)市民の税金を使っているという自覚のもと、民間企業の経営努力に学びながら本気で取り組むべきと考えます。(「そのとおりだ」と呼ぶ者あり)  議員定数の削減は、表面的なアピールにとどまり、自己満足に終わることが危惧されます。市民との信頼関係の回復や経費削減の抜本的な解決につながるものというふうには私には考えられません。議会、行政ともに経費の削減を実施することを先行すべきと考えることと、議会は市民の政治参画の場であるとの考えから、発議案第6号・八代市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例案に反対いたします。皆さんのお考えをよろしくお願いいたします。(「よし、よかった」等呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) ほかにありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  発議案第6号・八代市議会議員の定数を減少する条例の一部を改正する条例案については、原案どおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者 起立) ○議長(福田富雄君) 起立少数、よって本件は否決されました。             ───────────────────────── △日程第21 ○議長(福田富雄君) 日程第21・発議案第7号・八代営林署の存続を求める意見書案を議題といたします。 ○議長(福田富雄君) これより発議者の趣旨弁明を求めます。  白石哲哉君。                   (白石哲哉君 登壇) ◎白石哲哉君 ただいま上程されました発議案第7号・八代営林署の存続を求める意見書案について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。  内容につきましては、別紙議案記載のとおり、我が国の国有林は国土の2割、森林面積の3割を占め、国土・環境保全・水資源確保を初め、国民生活、地域産業に大きなかかわりを持っています。  しかるに、今国会に全国14営林支局を7森林管理局に、229営林署を流域単位の98森林管理局に統廃合を図る国有林野事業の抜本的改革の立法化や、現在の要員数を3分の1の約5000人規模に縮小する計画を明らかにしていますが、その中で広域の管理区域を管轄する八代営林署が人吉営林署との統廃合となれば、当八代地方は森林づくりの拠点を失い、森林整備や環境保全の上で地域に与える影響はまことに大きなものがあります。  よって、国に対し、八代営林署の存続を強く要望する必要があると考え、意見書案を提出した次第であります。どうか、この趣旨に御賛同いただき、満場一致御決定いただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
    ○議長(福田富雄君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案第7号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。  討論ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決をいたします。  発議案第7号・八代営林署の存続を求める意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── △発議案第8号 ○議長(福田富雄君) 本日、田中靖二君外7名から発議案第8号・義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書案が提出されました。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  この際、日程に追加して本件を議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。 ○議長(福田富雄君) 発議案第8号・義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書案を議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。  田中靖二君。(「議長、テレビの撮影許可は言われたですか」と呼ぶ者あり)                   (田中靖二君 登壇) ◎田中靖二君 ただいま上程されました発議案第8号・義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書案について、発議者一同を代表いたしまして趣旨弁明を申し上げます。  本案は、さきに関連の陳情が採択されましたので、それを審査いたしました関係委員会の私どもが発議したものであります。  内容につきましては、別紙議案記載のとおり、学校事務職員及び学校栄養職員を国庫負担の対象から除外する方針に対して、教育行政並びに学校運営の円滑な推進が損なわれないよう本制度の堅持を強く要望する必要があると考え、意見書案を提出した次第であります。  どうか、この趣旨に御理解をいただき、満場一致御決定をいただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(福田富雄君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案第8号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。  討論ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  発議案第8号・義務教育費国庫負担制度の堅持を求める意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── △日程第22 ○議長(福田富雄君) 日程第22・議第67号・契約の締結についてを議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長。                   (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) ただいま上程されました議第67号・契約の締結についての提案理由の説明を申し上げます。  これは工事請負契約の締結に係るもので、予定価格が1億5000万円以上となりますので、八代市契約条例第2条の規定に基づき議会にお諮りするものでございます。  その内容は、地域交流センター・仮称・舞台機構設備工事について、指名競争入札により契約金額1億8952万5000円で丸紅株式会社と契約を締結しようというものでございます。  何とぞ慎重御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。 ○議長(福田富雄君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) ただいま質疑を終了しました本件については、その審査を所管の建設環境委員会に付託いたします。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 委員会の議案審査のため、しばらく休憩いたします。                   (午後3時08分 休憩)             ─────────────────────────                   (午後4時46分 開議) ○議長(福田富雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) しばらく時間の延長をいたします。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) しばらく休憩いたします。                   (午後4時46分 休憩)             ─────────────────────────                   (午後5時42分 開議) ○議長(福田富雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 報告いたします。  議員定数問題等特別委員会の正副委員長の辞任に伴い、新しく同委員会委員長に友田昭一君、同副委員長に上野茂満君が互選されました。  先刻、委員会に付託いたしました議第67号・契約の締結について、審査が終了した旨、所管の建設環境委員会委員長から報告がありました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 議第67号・契約の締結についてを議題とし、これより委員長の報告を求めます。  建設環境委員会委員長浦川博邦君。               (建設環境委員会委員長浦川博邦君 登壇) ◎浦川博邦君 建設環境委員会に付託されました事件1件の審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、議案については、執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  議第67号・契約の締結についてでありますが、執行部から、本件は、地域交流センター建設に伴う通称ハーモニーホールへの舞台機構設備工事に対する契約で、舞台機構の工事は、非常に特殊性があり、地元業界の業者では技術的に困難であったので、指名入札は大手5社の競争入札により、去る6月15日に実施したものである。その結果、契約の相手方としては、丸紅九州支社が契約金額1億8952万5000円で落札したことに対する契約の締結であるとの説明がありました。  そこで、委員から、大手5社の社名及び落札した丸紅の近年の実績について質疑があり、執行部から、今回の指名業者は、東京に本社のある三菱重工業、丸紅、森平舞台機構、神奈川県に本社のある東芝、及び大阪に本社のある三精輸送機の5社で、そのうち落札した丸紅の実績としては、福岡のキャナルシティーの円形ホール、京都の京都駅ビル文化施設の中のシアター1200、及び大阪の新石原ビル音楽ホールなどを手がけているとの答弁がありました。  以上のほか、落札した丸紅から従業員を出して、丸紅が責任を持って施行するよう、いわゆる丸投げとならないよう配慮願うとの意見があっております。  以上、本事件1件につきましては、慎重に審査いたしました結果、全会一致で可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。  討論ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第67号・地域交流センター舞台機構設備工事に係る契約の締結については、委員長の報告どおり可決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者 起立) ○議長(福田富雄君) 起立全員、よって本件は可決されました。             ─────────────────────────
    △日程第23 ○議長(福田富雄君) 日程第23・議第68号・固定資産評価員の選任につき同意を求めることについてを議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長。                   (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) ただいま上程されました議第68号・固定資産評価員の選任につき同意を求めることについての提案理由の説明を申し上げます。  これは地方税法の規定に基づき提案するものでございまして、職員の人事異動に伴い、市民部資産税課長に就任いたしました山下徹朗君を──ごめんなさい、訂正します。山本徹朗君を固定資産評価員に選任いたしたいと考え、お諮りするものでございます。  何とぞ慎重御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。 ○議長(福田富雄君) 以上で提出者の説明を終わり、これより質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。  討論ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第68号・山本徹朗君を固定資産評価員に選任するにつき、これに同意するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本件は同意することに決しました。             ───────────────────────── △閉会中の継続審・調査の件 ○議長(福田富雄君) 次に、閉会中の継続審査及び調査についてお諮りいたします。  別紙、閉会中継続審査調査申し出のあった案件のとおり、  建設環境委員会委員長から  請願1件、陳情2件、所管事務調査3件、  経済企業委員会委員長から  請願2件、所管事務調査5件、  文教福祉委員会委員長から  陳情1件、所管事務調査3件、  総務委員会委員長から  陳情4件、所管事務調査2件、  新幹線問題特別委員会委員長から  新幹線建設計画に関する諸問題の調査、  政治倫理特別委員会委員長から  政治倫理に関する諸問題の調査、  議会運営委員会委員長から  議会運営に関する事項、  以上26件について、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出があります。  本申し出のとおり、決するに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。             ──────────────────── △日程第24 ○議長(福田富雄君) 日程第24・会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第81条の規定により、会議録署名議員に藤井次男君、小薗純一君を指名いたします。             ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。  閉会に当たり、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。  市長。                   (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) 閉会に当たりまして、一言お礼を兼ねて、ごあいさつ申し上げます。  去る6月2日から始まりました定例市議会におきまして、議員各位には慎重な御審議を賜り、提案いたしました全議案に対して原案どおり決定をいただき、まことにありがとうございました。  また、本日追加提案いたしました契約の締結についての案件、及び固定資産評価員の選任に関する人事案件につきましては、提案の趣旨を御理解いただき、御同意を賜りましたことに対し、心から御礼を申し上げます。  ただいま季節は本格的な夏を目指して、梅雨の真っ最中でございます。いましばらくは不順な天候が続き、加えて暑さも厳しくなってまいります。議員各位におかれましては、健康に十分留意され、ますます御活躍いただきますよう心から祈念いたしまして閉会のごあいさつといたします。どうもありがとうございました。 ○議長(福田富雄君) これをもって平成10年6月定例会を閉会いたします。                   (午後5時52分 閉会) 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。     平成10年6月19日              八代市議会議長                              ( 福  田  富  雄 )              同議員                              ( 藤  井  次  男 )              同議員                              ( 小  薗  純  一 )...